2024.04.29

山村和也教授が令和6年春の褒章で紫綬褒章を受章されました!

 このたびは令和6年春の褒章で紫綬褒章を受章する栄に浴し、身に余る光栄であるとともに大変感激しております。
 本受章は「超小型水晶振動子を実現した超精密プラズマ加工技術の開発」に関して評価いただいたものです。
 本開発は今から36年前、大学4年生で研究室に配属された際に恩師の森勇藏先生から与えられた卒論テーマが原点となっており、以来兄弟子の先生方からのご指導を仰ぐとともに学生諸君と苦楽をともにしながら愚直に研究開発に取り組んでまいりました。
 そして、実用化に向けた研究開発を企業の方々と共同で行なった結果、2017年に世界最小サイズの水晶振動子を量産するプロセスを事業化する上で本技術がその一端を担い、スマートフォンをはじめとする電子機器に実装することに成功いたしました。本成功はひとえに皆様方からのたゆまぬご指導とご支援の賜物であり、あらためて深く感謝を申し上げます。
 今後も本受章の栄誉を励みとして新たな超精密加工技術の研究に邁進し、人類の発展に貢献する所存ですので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 
山村和也

大阪大学HP
大阪大学工学研究科HP